馬券ってどこで買うの?

いざ「馬券を買ってみたい!」と思っても、まずはどこで売っているのか?という話になるよね。

もちろん、近所のコンビニやiFLYERなんかじゃ売ってないぞ。と、いうワケで、今回は馬券を買う場所についてレクチャーしてみようか。

馬券を買う手段は大きく分けて『おでかけして買う』方法と、『自宅で買う』方法の2通りがあるんだ。

UMAJOと馬券

実はこの2つ、単に自宅の外か中かだけの違いではないのだ。たとえば、『おでかけして買う』のほうは基本的に現金で馬券を買う。

それに対し、『自宅で買う』のほうは申し込みが必要だったり、専用口座を用意するなど、なんらかの事前手続きが必要なのさ。

「え~、それだけじゃわからないよ」って?よーし、わかった!それでは両者の特徴や、メリット・デメリットを解説していこう。

おでかけして買う

競馬場

●JRAの競馬場
まずは競馬場にいって買うという方法だね。JRAの競馬場は全国に10か所ある。詳しくはレースはいつどこでやるの?でも解説するけど、場内にある窓口で購入するか、同じく場内にある自動発売機で購入するんだ。

もちろん、現金でね!どこの競馬場でも、たいてい窓口のすぐ近くに自動発売機があるから見つけやすいと思うよ。

・JRAの競馬場で買うメリット
とにかく臨場感がスゴイ!なにしろ人が多いし、競馬の盛り上がりを体感できる場所でもあるからね。

パドック(馬の調子をチェックできる場所)やレースを生で見ることが可能だし、大きなモニターにはオッズ(配当)も表示されていて馬券購入の参考にもなる。

・競馬場で買うデメリット
自宅からいける距離にあるとは限らないことだね。入場料がかかるのも特徴さ。200円ほどだけど、施設全体の充実ぶりを見ればむしろ安いぐらいだがね。

ウインズ新宿

●ウインズやエクセル
JRAには『ウインズ』や『エクセル』という場外馬券売り場があるんだ。こちらも【場外馬券場一覧】で詳しく話すけど、ウインズとエクセルは全国の42地区(2017年現在)にあって、かなり広い範囲をカバーしている。

だから、「近所に競馬場はないけど、ウインズやエクセルならある」って人はけっこう多いんじゃないかな。

ウインズとエクセルは馬券の発売と払い戻しに特化した施設で、大型モニターや座席も完備されている。人も多いし軽食もあるから、競馬場に近い雰囲気を楽しめる場所だと思うよ。

購入方法は、競馬場と同じく窓口か自動発売機での現金購入。場所によっては自動発売機のみという場合もある。

・ウインズやエクセルで買うメリット
入場料が無料で、交通の便が良い場所にあること。つまり、利用しやすい環境にあるのさ。場内には大型モニターがいくつも設置されていて、パドックやオッズ、レースなどの情報をひと目で見ることができるのもグッドだね!

・ウインズやエクセルで買うデメリット
馬を生で見ることができない点と、競馬の醍醐味である現場の臨場感や迫力を体験できないことかな。おでかけが面倒だという人にもあまり向いていないかもね。

自宅で買う

即パットキャンペーン

●即PAT

簡単にいうと、インターネットを経由した馬券購入システムさ。JRAが指定する口座さえ持っていれば、なんと即日に登録が可能ってスグレものなんだ。

登録が完了してしまえば、その日からだってパソコン・携帯・スマホで馬券が買えるのだよ。どうだい!ベリーベリー便利だと思わないかい?その上、口座への入出金がいつでも可能なのがうれしいね。

だから現金で購入するのではなく、JRAの指定口座に入金しておいたお金で買うんだ。具体的な申込み方法やJRAの指定口座なんかは【PATの申し込み方】で解説しているから、ぜひそちらもチェックしておいてくれよ。

・即PATのメリット
やはり、どこからでもすぐ買える点だろう。わざわざ時間と交通費をかけて競馬場やウインズまで出かけなくてもいいのはありがたいよね。

インターネット環境さえあれば外出先でも馬券を買えるんだから、かなり手軽な手段といえるんじゃないかな。申し込みが簡単なのも特徴で、利便性はかなり高いといえるね。

・即PATのデメリット
カンタンとはいえ、登録手続きが必要なことや、JRAの指定口座を持っていなくてはいけない点だね。もし持っていないのなら、銀行に開設手続きを申し込むトコからはじめなくてはならないからね。

●A‐PAT
インターネット経由はもちろんのこと、プッシュホン電話でも馬券購入ができるシステムが最大の特徴なんだ。プッシュ信号が出ることが条件だから、公衆電話からも買えるんだよ。こちらも加入にはJRAの指定口座が必要になる。

・A‐PATのメリット
最強のメリットは、やっぱりインターネットとプッシュホン電話のどちらでも購入できる点だね。特に、パソコン・携帯・スマホを利用したくない人や、操作が苦手な人でも電話一本で買える貴重な手段といえるだろう。

・A‐PATのデメリット
即PATと違い、たとえすでにJRA指定口座を持っていたとしても、それを使うことができない点さ。だから、まずはJRA専用の口座を新規で開設するところからスタートしなくてはならないのだよ。

そんな事情で、場合によっては利用まで2か月程度かかることだってある。その口座への入出金スケジュールが限定されているのも少し不便かな。

馬券の発売開始時間も即PATより少し遅いし、そう考えると電話で買いたい人でもない限り、即PATのほうが断然オススメってことになるね。

●JRAダイレクト
こちらもインターネットを経由して馬券を買えるけど、携帯やスマホからの利用はNG!パソコンのみ利用可能なんだ。

なぜなら、このサービスはJRAが指定する自分名義のクレジットカード(JCB・三井住友・UC・MUFG・DC・NICOS・楽天カード)を使って馬券を購入する方法だからさ。カードの認証にパソコンが必要ってわけだ。

・JRAダイレクトのメリット
現金を持っていなかったり、JRAの指定口座に残金が残っていなくても馬券が買えることかな。利用登録がカンタンで、馬券を発売している時間帯ならいつでも登録手続きが可能なのは助かるよ。

・JRAダイレクトのメリット
なにより、クレジットカードとパソコンの両方を持っていない人には利用できない点だろう。仮に持っていたとしても、システム利用料(100円/回)が必要だったり、購入金額や回数に制限があるのも気になるかな。

馬券が的中した場合、その払い戻しが後日になるのも少し残念だね。

スマホでの買い方などはこの先どんどん便利になるだろう、今の所は世間の流れに追い付いていない感じだ。正直若者アピールする前にしっかりスマホ対応してほしいものだ。