馬券ってどんな種類があるの?

さて、どこで馬券を買えるかわかったところで、今度は馬券の種類について学ぼう。ただその前に、ぜひ知っておいてほしいことがあるんだ。

それは、競馬には基本的に『馬番』や『枠番』という番号が存在するってこと。

『馬番』は馬のゼッケンに書いてある数字で、『枠番』は出走ゲートに割り振られた数字。
この両者は馬券を買うために必要な番号だから、しっかりとチェックするんだぞ!

馬券の種類

馬券の種類はこんなにある!

馬券は基本的に9種類!その買い方はさまざまで、まずは自分に合った券種を見つけて買ってみるのがイイかもしれないね。

単勝
複勝
応援馬券(単勝+複勝)
ワイド
馬連
馬単
3連複
3連単
枠連

このほかにも、インターネット購入限定の馬券で『WIN5』ってのがある。でも、競馬場やウインズで買えるのは上記の9種類なんだ。

ここでさっき話した“番号”を思い出してくれ。券種の一番下にある『枠連』だけは枠番で馬券を買い、それ以外はすべて『馬番』で買う。

それぞれ難易度に違いがあるし、どの券種もすべて個性的!だから、まずはひとつひとつ紹介していこうか。

ちなみに、馬券は購入後の買い直しや取り消しが出来ないから、しっかり内容を確認してから買うようにな。

●単勝

9つある券種の中で、もっともシンプルな馬券がコレさ。なんせ、1着になる馬の『馬番』だけを当てればいいんだから。

買った馬が勝って馬券も大的中!ダジャレみたいだけど、本当なんだ。優勝する馬だけを買うなんて、まさに紳士の馬券といえるんじゃないかな。

自分の好きな馬や、気に入った騎手の馬を単勝で買ってみるのもいい。もしその馬が勝利したら、とっても幸せな気分になれるだろうからね。

●複勝

複勝は、とにかく当てやすいのが特徴なんだ。買い方もいたってカンタン。なんせ、上位3着までに入りそうな馬の『馬番』を当てればオールOK!それだけに、ビギナーにオススメの馬券といっていいだろう。

買った馬が1着・2着・3着のどれかになれば大的中!どうだい、わかりやすいと思わないかい?そのかわり配当は低め。なぜなら、当てやすいということは、当たる人がたくさんいるということ。すなわち、配当が低くなりがちって仕組みなのだよ。

●応援馬券(単勝+複勝)

こちらは、好きな馬の単勝と複勝をセットで買える馬券。ある特定の1頭を応援したい・・・そんな気持ちに応えるための券種なんだ。ホラ、【がんばれ!】って刻字してあるだろう?

もちろん買う時は『馬番』だぞ。お気に入りの馬がいるのなら、この買い方は最高だろうね。なんたって、1着になればなったでダブル大的中だし、2着や3着だって複勝は的中!好きな馬の活躍を期待するには、もってこいの馬券なのだから。

●ワイド

さあ、ここからは少しランクアップだ!これまでは1頭だけを当てる馬券だったが、今度は2頭の『馬番』が必要な馬券を紹介するぞ。

ワイドというのは、上位3着以内に入る2頭の組み合わせを『馬番』で当てるんだ。両馬とも3着までに入れば大的中だから、1着‐2着でもいいし、2着‐3着や1着‐3着でもいい。

複数の馬を組み合わせて買う券種の中では、ダントツで難易度が低いかもね。それだけに、これもまたビギナーにはオススメの買い方といえるかな。

●馬連

馬連とは、1着と2着になる馬を2頭選び、その組み合わせを『馬番』で当てる馬券だね。あくまで組み合わせを当てるのであって、どちらが1着になってもいいんだよ。

たとえば、もしキミが4番と7番の馬を買ったとしよう。その場合、1着4番‐2着7番でも大的中だし、1着7番‐2着4番でも同じく大的中なのさ。

ワイドより少し難易度が上がるけど、比較的当てやすい券種だろうね。馬券を買うことになれてきたら、ぜひ挑戦してみてはどうかな。

●馬単

馬連をよりシビアにしたのが、この馬単さ。基本は馬連のように1着と2着になる馬を2頭選び、その組み合わせを『馬番』で当てる。

ただし!この買い方は1着になる馬と2着になる馬をビシッと当てる必要があるんだ。そう、着順通りに当ててこそ大的中なのだよ。馬連より難易度は上がるけど、そのぶん配当は高めなのが特徴だね。

●3連複

さあ、ついに3頭の馬を当てる馬券まできたぞ。ここからレベルがグンと上がるから、しっかりついてこいよ!

3連複とは、1着・2着・3着に入る3頭を、『馬番』の組み合わせで当てる馬券なんだ。ポイントは、馬連と同様に着順は問われない点だね。買った3頭がすべて3着以内に入ってくれれば、それで大的中なのさ。

これまで紹介した券種より難易度が高いから、リターンが大きいのも特徴だよ。この券種は100円で買った馬券が1万円や10万円になることだってある。それどころか、過去には700万円近い配当になったこともあるんだよ。

●3連単

9券種の中で、最高難度の馬券が3連単さ。3連複は買った3頭すべてが3着以内に入ればOKだったけど、コイツはチョット違う。

上位3着以内に入る3頭の組み合わせを『馬番』で当てるところまでは3連複と似ているけど、コイツは1着・2着・3着の着順通りにズバリ当てる必要があるんだ。つまり、キミは着順スナイパーになる必要があるってわけだ。

そのかわり、大的中した時のリターンはモンスター級さ!100円で買った馬券が100万円どころか1000万円になったりするのは、たいていこの3連単だからね。

過去には3000万円ほどの配当になったこともあるだけに、ビッグなマネーをつかめる券種といえるだろう。

●枠連

9つの券種の中で、唯一『枠番』で買う馬券がこの枠連ってヤツさ。ポイントは、1着と2着になる馬の組み合わせを枠番号で当てること。買った2つの枠番が両方とも2着以内に入ってしまえば大的中!

着順は問われないから、難易度は少し下がるよね。ただ、レースに9頭以上の出走馬がいないと発売されない券種だから気をつけるんだぞ。

WIN5って?

最後に、レギュラー券種ではないけどインターネット限定で買える『WIN5』の話もしておこうか。1日5レースだけ、JRAが指定する「WIN5対象レース」ってのが用意されている。その5レースで1着になる馬すべてを、『馬番』で当てる馬券なんだ。

5頭の組み合わせは自分で予想してもいいし、コンピューターにおまかせして決めてもらう買い方もある。ここらへんは、少しロト6やtotoに近いかもね。難易度が最高レベルだから、こちらもまた100円で買った馬券がドカンと大きなリターンになるのが特徴さ。

最高で4億2000万円なんて、人生が変わっちまうような配当も出ているんだ。驚きだろう?夢を追うなら、いつかは挑戦してみるのもいいんじゃないかな。

■マークカードとは?
インターネットで馬券を買う人には関係ないけど、競馬場やウインズ・エクセルで買う人ならマークカードのことも知っておかなくちゃな。

マークカードとは、自動発売機や窓口で馬券を買う際に必要なカードのこと。このカードに、買いたい券種や金額などいくつかの情報をマーク!あとは自動発売機に入れるか、もしくは窓口に提出するだけで馬券が買えるって段取りさ。

全部で4種類あって、色は緑・青・赤・ライト。買いたい券種やその手段によって分かれているから、1枚ずつ紹介していこう。

●緑カード

ビギナーにとっては緑が一番カンタン!これまで話した9種類すべての馬券を1点ずつ買えるから、とても便利なんだ。

●青カード

このカードには表と裏がある。私はウラオモテのない女性が好きだが、マークカードは裏表あったほうがイイとさえ思うよ。青カードは、軸馬を決めて買う時に最高の働きをしてくれるんだ。単勝・複勝・応援馬券以外の6券種で使えるぞ。

●赤カード

これもまた表と裏さ。人生と同じだな、表と裏の連続なんて・・・おっと、そんな話をしている場合じゃない!この赤カード、表は「ボックス」裏は「フォーメーション」という買い方ができるカードなんだ。

「ボックス」も「フォーメーション」も、複数の馬をいろいろな組み合わせで買いたい人に向いている方法。だから、そういう馬券をいっぺんに買いたい時には、この1枚が便利なのさ。こちらも単勝・複勝・応援馬券以外の6券種で使えるぞ。

●ライトカード

これまで紹介したカードより、文字が大きくて見やすくなったのがこのライトカード。シンプルなデザインで、わかりやすさが劇的にアップしているのがウレシイね。応援馬券と馬単のウラ買いだけは使えないけど、それ以外の馬券を買うビギナーにはオススメのカードかな。

■マークカードはどこで手に入れるの?
カードの入手方法はカンタンさ。競馬場・ウインズ・エクセルの場内にたくさん設置してあるから、すぐに見つかる。でも、いっぱいあるからって無駄づかいするんじゃないぞ。

マークの塗りが甘いと自動発売機が読み取ってくれず、自動発売機の前で立ち往生する羽目になる。すごーくハズカシイ。これは“競馬あるある”だから、気をつけてくれ!